2025年10月31日
【日本農村医学会レポート⑥】久美愛厚生病院 「保健指導」で地域の健康寿命を延ばす試み
【学会発表レポート】保健指導のアプローチを変更。~巡回健診当日の積極的なお声がけで実施件数増に~(久美愛厚生病院 保健師)
2025年10月24日(金) 第74回日本農村医学会学術総会にて、久美愛厚生病院 の堂前保健師、伊藤保健師らの保健師・栄養士チームが、「巡回健診当日の特定保健指導実施を目指して」についてポスター発表を行いました。

(写真:会場で発表を行った堂前保健師)
これまで特定保健指導は、対象者ご本人が「希望した場合」にのみ実施していました。
そのため、指導を受けられる方が少ないことが課題でした。
そこで、健診当日に保健師から対象者へ直接お声がけする体制に変更したところ、指導を受けてくださる方が増えました。
この発表は、日々の業務改善を後からまとめたもので、内部で使っている言葉を外部の方に分かりやすく伝えることに苦労されたといいます。
その際、看護部長をはじめ看護部全体で「他者の目」として添削やアドバイスを行う強力なサポート体制があったと堂前保健師は述べました。
また、堂前保健師は、「特定保健指導は皆さんの健康寿命を延ばすためのものです。ぜひ気軽にお話を聞いていただき、一緒に良い結果になるようご協力いただきたいです」と話しました。
久美愛厚生病院は、これからも地域の皆様の健康増進と予防医療に積極的に取り組んでまいります。